すべては1923年に始まりました。1698年創業のベリー・ブラザーズ&ラッド社で、フランシス・ベリーと彼のパートナーの一人であるヒュー・ラッドが、「市場で買えるどんなウイスキーよりも美味しい」ウイスキーを作ろうと決意したのです。こうして誕生したのが、カティサーク・ブレンデッド・スコッチウイスキーです。国際市場向けに特別に開発された独自のスタイルのウイスキーで、スコットランドのスペイサイド地方産の最高級モルトウイスキーとグレーンウイスキーを原料としています。当時のウイスキーは伝統的に色が濃かったのですが、カティサークは自然な淡い色で画期的なウイスキーでした。この新しいウイスキーに「カティサーク」という名前を提案したのは、1869年11月22日にダンバートンで進水した、スコットランドで最も速く、最も有名な紅茶輸送帆船にちなんで、スコットランド人芸術家のジェームズ・マクベイでした。